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元学習塾教室長が教える、家族みんなで楽しむ学びのアウトドア体験。子どもと一緒に成長できる、とっておきのアクティビティを見つけませんか?キャンプやハイキング、身近な公園遊びまで、アウトドア初心者のファミリーでも安心の情報を発信します。

「都会のベランダが小さな森に!」親子で育てる“ネイティブプランツ”ガーデニング

ガーデニング

子ども時代の自然との触れ合いが、その後の知的好奇心や探求心に大きな影響を与える、と言われています。

しかし、都会での生活では、子どもが日常的に土や緑に触れる機会を作るのは難しいものですよね。

そこで、元教室長の私から、カナダでトレンドの「ネイティブプランツ」を使った、新しいガーデニングの形をご提案します。

「ネイティブプランツ」とは、その土地に昔から自生している植物のこと。つまり、日本の「在来種」です。これ、実は驚くほど手がかからず、ベランダでも簡単に育てられる上に、子どもの学びの宝庫なんです!

この記事を読めば、あなたのお家のベランダが、親子のための小さな自然観察園に変わりますよ。

なぜ「今」、日本の在来種を育てるのが良いの?

「今」、つまり子どもが幼いこの時期にこそ、在来種を育てることには大きな意味があります。

それは、環境への意識が世界的に高まる中で、子どもたちに「本物の自然」と「命のつながり」を教える絶好の機会だからです。

  • 手入れがとにかく楽!:もともと日本の気候で育ってきた植物なので、病気や害虫に強く、過剰な水やりや肥料も基本的に不要です。忙しい子育て世代にぴったりですね。

  • 地域の生態系に貢献できる:日本の蝶や鳥たちが好む在来種を植えることで、ベランダが小さなビオトープ(生き物の暮らす場所)になります。アゲハチョウの幼虫が葉を食べ、スミレの蜜をツマグロヒョウモンが吸いに来る。そんな小さな命の営みを、親子で観察できるのです。

  • 子どもの最高の教材に:季節の移り変わりとともに変化する植物の姿や、やってくる虫や鳥を観察することで、子どもの探求心を刺激し、「なぜ?」「どうして?」を引き出します。

【実践編】ベランダで始めるネイチャーガーデニング

始めるなら、植物の苗が豊富に出回る春(3月~5月)がおすすめです。

気候が穏やかで、すぐに成長を楽しめるので、お子さんも飽きずに続けられますよ。

1. 小さな鉢からマイクロビオトープを作ろう

必ずしも大きなプランターは必要ありません。直径15cmほどの小さな鉢でも、在来種はたくましく育ちます。

まずは一つの鉢から、小さな生態系作りを始めてみましょう。水はけを良くするために、鉢の底に鉢底石を敷くのがポイントです。

2. 日本の在来種(ネイティブプランツ)を選んでみよう

園芸店やホームセンターで手軽に手に入る、おすすめの在来種をご紹介します。

  • スミレ類

スミレ

春に可愛らしい花を咲かせます。日当たりを好みますが、夏の強い日差しは苦手なので半日陰になる場所が最適。土が乾いたらたっぷり水をあげましょう。「パンダスミレ」など種類も豊富です。

ヤブラン

夏から秋に美しい紫色の花を咲かせ、日陰に非常に強いのが特徴。一年中つややかな葉を茂らせるので、冬のベランダも寂しくなりません。乾燥にも強く、水やりを少し忘れても大丈夫な頼れる存在です

。 * フウチソウ

フウチソウ

涼しげな葉が風にそよぐ姿が美しい、日本原産のグラス(イネ科の植物)。夏のベランダに涼を呼びます。明るい日陰を好み、乾燥に弱いので、土が乾いたらしっかり水やりをしてください。

3. 親子での楽しみ方アイデア

  • 「お世話当番」を決めよう:毎日の水やりなどを子どもの役割にすることで、命に対する責任感が育ちます。

  • 「観察日記」をつけよう:芽が出た日、花が咲いた日、来た虫の名前などを記録しましょう。絵を描くだけでも立派な日記です。

おすすめは、測量用に作られたコクヨの「野帳(フィールドノート)」。硬い表紙で立ったままでも書きやすく、コンパクトなので子どもの手にも馴染みます。

  • やってくる生き物を調べよう:どんな蝶が蜜を吸いに来たか、どんな鳥が実を食べに来たか、図鑑で一緒に調べてみましょう。

【厳選】親子のガーデニングがもっと楽しくなるアイテム

1. 【気分は庭師】Qtioucp キッズガーデニングセット

  • 特徴: 子どもの手にぴったりのサイズのスコップやジョウロのセット。プラスチック製ではなく、本物の金属と木でできたツールは、子どもの「やりたい!」という気持ちを格段にアップさせます。自分だけの道具を持つことで、責任感も芽生えますね。

2. 【探求心を刺激】Carson バグルーペ

  • 特徴: 葉脈の模様、花のつくり、小さな虫の足の動きなどを拡大して見ることで、肉眼では気づけないたくさんの発見が生まれます。「なんだこれ!」という驚きが、子どもの科学への興味の扉を開きます。

3. 【知識が深まる】講談社の動く図鑑MOVE『植物』

  • 特徴: 「これ、なんていう名前?」という子どもの疑問にすぐ答えられるように、一冊そばに置いておくと便利です。この図鑑は写真が美しいだけでなく、付属のDVDで植物の生態を映像で見ることができ、子どもの興味をさらに引きつけます。

まとめ

ネイティブプランツ・ガーデニングは、水やりや草取りといった「お世話」だけが目的ではありません。植物の成長を通して季節の移ろいを感じ、小さな生き物たちの営みに気づく。それは、都会に暮らしながら親子で自然のサイクルを学ぶ、最高の体験です。

今年の春は、ベランダに小さな森を作って、新しい発見に満ちた毎日を始めてみませんか?